3月17日(月)に未来構想会議第26回勉強会を開催しました。
今回は講師に鈴木哲夫氏(ジャーナリスト)をお招きし、「現下の政治情勢について」というテーマでご講演いただきました。
要約
- ジャーナリストの鈴木哲夫氏が現在の政治情勢について講演を行い、石破首相の政権運営の課題について解説している。鈴木氏は、石破首相の政権誕生のプロセスや25年に及ぶ交流に基づく人間関係について言及した。
- 石破首相の党内基盤の弱さや周囲の意見に左右されやすい傾向を指摘し、特に解散のタイミングや政策決定において問題があると述べている。また、石破首相が信頼する側近や友人との協力を通じて、地方創生や防災、安全保障などの分野で政策を進めようとしている状況を説明している。
- 地方創生と中小企業の課題について議論され、事業承継など税制改革や人材流動化の問題が指摘された。鈴木哲夫氏は地方創生が単なる産業振興だけでなく、税制、社会保障、医療、人権など多岐にわたる課題を含むグランドデザインが必要だと説明する。また、日米外交について、トランプ政権への対応や外交戦略の重要性が議論され、経済や安全保障、農業分野など様々な側面から交渉を行う必要性が強調された。
- 今後の世論が石破総理の進退の鍵を握る。石破総理は安全保障、地方創生、農水政策の3分野について豊富な知見と強い政策を持っている。選択的夫婦別姓や企業・団体献金禁止など、これまで主張してきた政策の実現に向けて具体的な行動を取ることが現在の厳しい局面を打開することにつながる。